こんにちは!営業のいけさんです。
突然ですが、インフルエンサー施策ってもう古いと思うんです。
私は学生の頃からありとあらゆるSNSに入り浸ってきましたが、これらをマーケティング目線(まだまだひよっこですが)で考えてみると、企業とユーザーの思考が一致していない場合が多々あります。
特にインフルエンサーに関しては起用しておけばオッケー!という精神が伺えるプロモーションも多く、現状のインフルエンサーマーケティングに本当に効果はあるのだろうか?と考えるようになりました。
・本当にインフルエンサーを起用するべきなのか
・効果を得るためにはどう活用したら良いのか
今回は、こういった悩みを持つ方のお役に立てれば嬉しいです!
インフルエンサーが活用されている背景
そもそもインフルエンサーマーケティングはなぜ広まったのでしょうか。
言われなくてもわかるよ!という人は飛ばしてちゃってください。
まだSNSが発達していなかった頃、企業は消費者に情報を伝える手段として広告は有効とされていました。
一方、SNSが広まるとともに消費者は情報を受け取るだけでなく、プラスもマイナスも含めたリアルな声を発信するようになります。
消費者はこのような信頼性の高い情報を重要視し、企業の理想に沿って作られた広告の影響力は段々と低下していきました。
その中でインフルエンサーは消費者の感覚に近い「リアルな声」を発信する存在として重宝されるようになったのです。
インフルエンサーマーケティングの現状
しかし現在ではインフルエンサーのタレント化が進んでいます。
特に、担当者にとってインフルエンサー=情報拡散という認識が強いため、フォロワー数で判断し起用するケースが多いのです。
またその結果、ブランド・商品との親和性は関係なく投稿をすること自体を目的としたプロモーションが一般化されつつあるように感じます。
極端な例ですが、有名なサッカー選手がコスメのPRをしてもその背景や理由が見えないため、影響力を持ちません。
これらは受け手がどうような態度変容を起こすのか、十分に検討されていない例といえます。
インフルエンサーマーケティングの目的
それはフォロワーに「あの人が使ってるなら買ってみよ!」と思わせること、つまり共感です。
また、共感はフォロワーからエンゲージメント(エンゲージメント:ここではインフルエンサーのフォロワーによるいいね!やRTなどを指します)の高い反応に繋がります。
共感を得るためには、インフルエンサー、商品、そして消費者との接点があることが重要です。
そのため、ターゲット設定によりどのような属性のインフルエンサーを起用するのかを見極める必要があります。
これからの時代にインフルエンサーを起用するポイント
インフルエンサーを起用する際に意識したいのは、主に以下の2点です。
・フォロワー数1万~10万人のマイクロインフルエンサーである
・インフルエンサー自身がブランド・商品のファンである
インフルエンサーはフォロワー数が100万人以上の「メガインフルエンサー」と呼ばれる人達から、1000人前後の「ライトインフルエンサー」の5種類に分類されます。
中でもマイクロインフルエンサーは特定のジャンルに特化した人物であるため、その分一投稿に熱量があり、フォロワーのエンゲージメントも高いことが予想されます。
また発信する側がブランドに対する理解があることも重要です。
インフルエンサー自身がブランドのファンであることで、一番魅力的に見える方法を積極的に考え、参加してくれるようになるからです。
このようなブランドに近いインフルエンサーを起用するため、普段から対象がどのような投稿をしているのか、情報収集をしていきましょう。
共感を生み出す3つの法則
それではさっそく3つのポイントをみていきましょう!
「その人らしさ」がある
企業に投稿してね!と言われたことそのままに発信するのではなく、インフルエンサー個人の世界観が表現されている投稿です。
企業側が文章などに制約を多く設けていると、その表現できる範囲は狭くなってしまいます。
そのため、企業側としてはこの文言だけは書いてほしい!と依頼するのではなく、内容はあくまでインフルエンサーに委ねたうえでレギュレーションを伝える必要があります。
「こうなりたい」と思わせる
インフルエンサーに対する憧れを生み出させることも大きなカギです。
フォロワーは本人だけなく、彼らのライフスタイルに憧れを持ちフォローしている場合が多くあります。
単なる商品紹介ではなく、その人がどのように使用しているのか?または商品があることでどう生活が変化したのか?という部分を伝えることが、フォロワーの心を動かすこときっかけになります。
投稿の「本当っぽさ」
これは#PRと記載された投稿をしてはいけない、という意味ではありません。
むしろ、広告同様インフルエンサーを起用した際はオーガニック投稿との区別ができるよう表記する必要があるのですが…。
「本当っぽさ」というのは、インフルエンサー自身がその商品をおすすめしているのか、自身の意見が含まれているかどうかです。
その内容が真実かどうか、フォロワーは敏感に感じ取ります。
例えば宣伝する商品のプラスの意見しか書かれていない投稿はステマだと思われその意味を成しません。
商品を売り込もうとするのではなく、フォロワーに寄り添う姿勢が重要になります。
インフルエンサ-とともにつくる姿勢を持つ
最後に重要なポイントとして、インフルエンサーを活用する際は既存の企画に当てはめるのではなくインフルエンサーがどのように作用するのか、企画をするフェーズから考えてみてくください。
それはインフルエンサーを広告枠ではなく、パートナーとしてとらえることです。
消費者との前に、まずはインフルエンサーとの関係を構築することが、「この商品なら広めたい」、「このサービスはもっとこうしたほうがいい」というように、インフルエンサーと共創することに繋がります。
まとめ
インフルエンサーマーケティングは考えれば考える程奥が深いと感じました。
特に時代の変化が速い分野になるので、柔軟に対応していきたいですね。
ここには書かれていない重要なポイントもまだまだあると思うので、これからも勉強していきたいと思います!
以上、いけさんでした。